日大通信にはいろんな単位の取り方があります。
スクーリングなしで単位を取りたい方、
楽さを重視する方、
なるべく費用を抑えて取りたい方など、
人によって重視するポイントは様々だと思います。
私も在学中はどの方法が良いのか迷いながら単位を取っていたので、一応、ほとんど一通りの組み合わせを試したんじゃないかと思います。
実際どうだったのか、オススメの取り方はどれか、参考までに個人的な感想も交えながら解説してみたいと思います!
日大通信の単位の基本
日大通信の単位の仕組み
卒業までに必要な単位数
卒業までに必要な単位数は、124単位となっています。
この124単位のうち、スクーリングで単位を取らなければならない単位数が決められています。
※ちなみに、これはスクーリングでもメディア授業でもどちらでも大丈夫です。
単位について
基本的に1科目は4単位で完成します。
(例外で2単位、1単位で完成する科目もあります)
そして原則、2単位につき1通のリポート提出が必要となります。
1通の字数は1600字以上、2000字以内です。
なので4単位の科目を修得する為には、リポートを2通提出して、科目修得試験を受ける必要があります。
また、1年で履修登録できる単位数の上限は48単位となっています。
1年でだいたいどれくらいの単位を修得すれば良いの?
編入学か1学年入学かにも異なりますが、目安としては、1年で30〜40単位ほど修得していくのがオススメです。
私は2年次編入だったのですが、やはり40単位ぐらいを目安に取っていました。
30単位ギリギリだと心許ないというか不安ですし、余裕を持って多めに取るぐらいで考えていました。
それに私の場合は卒論が必須な学科だったことと、4年目は就活もしなければならないのもあって、わりと前倒しに単位は取るようにしていました。
卒論が必須な学科は文理学部のみです。
文学専攻の国文学と英文学、それと哲学専攻、史学専攻です。
(卒論についてはまた別の記事で書こうと考えてます)
文理学部の方は、なるべく入学した時点で学習計画を立てておくことをオススメします。
日大通信単位の取り方を解説してみました
基本的な単位の取り方は以下の5つになります。
本当にいろいろあるね…
最初はちょっとややこしくて戸惑うよね。順番に説明していくね
①リポート2通+科目修得試験
リポートを2通書いて、科目修得試験を受けるベーシックな方法です。
(2単位、1単位科目なら1通でOK)
指定された教材を元に勉強し、課題集に載っている課題をリポートに書いて提出します。
その後、その成果を判定する試験を受けて、合格すれば単位修得となります。
▼オススメの方
単位修得の流れ
履修登録
配本申請、教科書購入
リポート提出
科目修得試験、リポート合格
単位修得
科目修得試験について
科目修得試験とは、リポート学習による成果を判定し、単位を完成させるための試験です。
1年に4回実施されています。
公式サイトによると、令和3年現在は以下の日程になっています。
令和3年 科目修得試験の実施日
第1回 4/11(日)
第2回 6/20(日)
第3回 10/3(日)
第4回 12/5(日)
基本的に日曜日に行われているんだね!
うん。ちなみに試験会場は全国に約50会場あるので、地方に在住している方でも試験が受けられるようになっています。
1回の試験で最大4科目受験することができます。時間割はこんな感じです。
4科目マックスで受験しなきゃいけないの?
そんなことはないです!自分の受けたい科目を選んで受けられます。
試験を受けるには以下のことを期日までに行っている必要があります。
- 年度授業料払い済
- 履修登録済
- リポート提出済
- ポータルサイトで受験手続き済
科目修得試験はカモシュウと略されることもあります。
一番費用を抑えたいなら、やっぱりガンガンリポートを書いて、科目修得試験を受ける方法が良いと思います。
リポート用紙は入学時に20通配布され、もっと欲しい場合は1組20通1000円で購入できます。
カモシュウに至っては年度授業料に含まれているのでタダです。
上記にも書いてありますが特に気をつけたい注意点としては、
科目修得試験を受けるには期日までにリポートを提出している必要があります。
だいたい、科目修得試験の一ヶ月前がリポートの提出期限です。
消印有効ではなく、締切日の事務取扱時間内に到着し、受理したものが有効になります。
詳しくは「科目修得試験の手引き」に書いてあるので、必ず確認するようにして下さい。
リポートはなるべく早めに出してしまいましょう。
ポイントとしては、リポートの結果が不合格だったとしても、試験は受けられます。
試験を受けた後に、リポートを再提出して合格すれば大丈夫なので安心して下さい。
この方法で単位を取ってみて、実際どう感じた?
私の感想としては、科目修得試験がなかなかネックで、なんとかリポートが書けたとしても、なるべくスクーリングを併用した方が正直単位を取りやすかったです…
と言うのも、カモシュウは基本的に教科書などの持ち込みは不可なんですが、
スクーリングの場合は最後の試験でノートなどを参照して良かったり、ある程度試験範囲を事前に伝えてもらえたりすることが多かったからです。
とは言え、カモシュウもシラバスや過去問を見て対策すれば、絶対に受からない!というわけではないです。
過去問は市ヶ谷の校舎で無料で閲覧できますし、購入することも可能です。
きちんと試験範囲や傾向などを抑えて勉強しておけば大丈夫です。
難易度は正直、科目によるとしか言えないです。易しめに感じるものもあれば、難しいのもあり…
もちろん、カモシュウでどんどん単位を取って卒業している方もいらっしゃいます。
②スクーリングの積み重ね方式
日大通信には短期集中で行う講義形式のスクーリングがあり、そうしたスクーリングを積み重ねることによって、単位を完成させる方法です。
▼オススメの方
先ほども話したように、個人的には科目修得試験を受けるよりも、なるべくスクーリングを取る方が比較的単位を修得しやすいです。
短期集中型のスクーリングは以下の種類があります。
スクーリングは1科目1万円です。
だいたい1回のスクーリングで、2単位修得できます。
なので、4単位で完成する科目の場合は、1回のスクーリングだけでは単位修得にはなりません。
そのため、同一科目で違う内容のスクーリングをもう1回受ける必要があります。
逆に、2単位や1単位で完成する科目の場合は、1回のスクーリングだけで単位が修得できます。
詳細は、スクーリングの手引きやスクーリング開講科目予定表というものが公式サイトにも載っていますので、確認してみて下さい。
また、この単位修得方法ではスクーリングの代わりにインターネットを利用したメディア授業も利用できます。
メディア授業は1科目2万円で、インターネットが使える環境があれば誰でも受講できます。
約二ヶ月半の期間、授業を受けて、最後に試験に合格すれば単位を修得できます。
少し費用が掛かりますが、地方在住の人ならスクーリングに行く交通費や宿泊費が浮くことを考えると、メディア授業の方が安く済む場合もあります。
私もこのスクーリング積み重ね方式で単位を取った科目が結構あります。
スクーリングを受けてみた感想はどうだったの?
感想としては、普通に出席してちゃんと講義を受けていれば、最終日の試験でまず不合格になることはないと思います。
大事なポイントや抑えておくべきことは、先生が講義中に話してくれるからです。
あと、シラバスにも成績評価基準が載っていますので、それを参考にすると良いと思います。
基本的には、きちんと話を聞いてノートを取っておくことが大切です。
少なくとも私は、科目修得試験よりもスクーリングの最終試験の方が難しくなかった印象でした。
なので、通える距離に住んでいる方はぜひスクーリングを利用することをオススメします。
③リポート2通+スクーリング/メディア
リポート2通+科目修得試験の、科目修得試験の代わりにスクーリングを受けて単位を取るのがこの方法です。
▼オススメの方
在学中、私の周りでもこの方法が単位取りやすいよね、と言っている人が結構いました。
スクーリングの代わりにメディア授業も利用できます。
リポートは期限内に2通提出しなければなりません。
(2単位や1単位科目なら1通)
ただし、リポートの結果が不合格だったとしても、スクーリングは受けられます。
なので科目修得試験の時と同様、スクーリングを受けた後にリポートを再提出して合格すれば大丈夫です。
※昼間スクーリングなどの通年の授業では、この単位修得方法は選択できないので注意して下さい。
※また、科目履修生もこの単位修得方法は選択できないそうです。
この方法とスクーリングの積み重ね方式で感じたことの違いは?
短期スクーリングに2回行かなくても単位が完成させられるので、課題集を見てリポートが書けそうだなって判断した場合、この方法を取ることもありました。
結構単位が取りやすい方法だと思います。
④ スクーリング/メディア+リポート1通+科目修得試験
スクーリングを受け、リポートを1通のみ提出し、科目修得試験を受けて単位を取る方法です。
イメージとしては、スクーリングで2単位を修得したけれど、
残り2単位をリポート1通と科目修得試験で取ってしまおう…という感じです。
リポートを2通書くのが負担という方には良いかもしれません。
▼オススメの方
ただし、科目修得試験の申し込みの前にスクーリングの結果が出ている必要があります。
ここが注意点ですね。
なので、東京スクーリングの11月と、
地方スクーリングの10月は、
第4回の科目修得試験の申し込みの後に結果が出るため、この単位修得方法は選択できないことになります。
⑤昼間スクーリング
※画像はイメージです
最後が、通年で授業を受ける方法です。
平日にスクーリングがあるため、これが一番通学に近いスタイルになります。
▼オススメの方
4月から7月の前期と、9月から翌年の1月までの後期に分かれて授業を受けます。
授業は、火曜から金曜日の9:00〜17:50の時間帯で実施されています。
5時限のうち、自分の取りたい科目を選んで受けることができます。
毎週市ヶ谷キャンパスに行って講義を受けるので、疑問があった際にすぐに質問できる、研究室で卒論の相談ができる、友達ができてモチベーションも上がるなど、メリットはいろいろあります。
※ただし、現在は新型コロナの影響により一部オンデマンドやZoomを利用した授業もあるそうです。
昼間スクーリングに通った感想は?
楽しかったです!友達や知り合いが増えて情報交換できるのが大きいですね。
通われてる方も勉強意欲の高い方が多くて、幅広い年齢層やいろんな職業の方と交流できる貴重な経験でした。
授業や試験の難易度は、普通に真面目に出席して話を聞いてノートを取って、ってやっていればそんなに難しくはないと思います。試験範囲も事前にだいたい教えてもらえます。
もちろん欠席が多いと落とされてしまうので注意です。
ちなみに日大通信のスクーリングは、全部で以下の種類があります。
夏季スクーリング
夜間スクーリング
東京スクーリング
地方スクーリング
昼間スクーリング(年間通学)
実際、通ってみてどうだったの?ということについては、今回の記事でも軽く触れてますが、
スクーリングの詳しいことはまた別の記事で感想も交えながらお話ししたいと思います!
まとめ
今回は日大通信の単位の取り方を解説してみました。
オススメはもし通えるのであれば、スクーリングで単位を取る方法です。
②スクーリングの積み重ね方式
③リポート2通+スクーリング/メディア
⑤昼間スクーリング
この辺りが比較的取りやすい方法だと思います。
私の場合は、普段は昼間スクーリングを通いつつ、
リポート併用方式を利用してリポートも提出したり、メディア授業も取ってみたり、
あるいは夏季スクーリングなどの短期集中の講義を積み重ねて単位を修得してみたり、
たまにカモシュウも受けてみたり…
ほとんどひととおり組み合わせながら単位を取っていました。
なかなか大変でしたが、自分でどういうスタイルで単位を取るか、選択肢の幅が広いというのはある意味、
私的にはモチベーションの維持だったり、飽きが来なかったり、勉強していく上でメリットに感じることの方が多かったです。
(それぞれの申込み期限を忘れないよう確認したり、スケジュール管理したりするのはちょっと面倒というか大変かもしれませんが)
あとスクーリングがオススメとは言いましたが、通学と違って、フルに通うのが難しいこともあるので、そう言う場合リポートやメディア授業など他の手段に置き換えられるのが個人的には助かりました。
自分の仕事の状況だったりその時のライフスタイルによって、単位の取り方を変えてみても良いかもしれません。
もちろん慣れた方法で単位を積み重ねていくのもオススメです!
これから日大通信で単位を取っていく方の参考に少しでもなったら嬉しいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!